「出たら芽」2020年明智光秀の謀反延期か?…5

さて、美川駅でガッカリしていた結城禿晴。
しかし「結城ひろしを囲む40年代の会」のファンにチヤホヤされてスッカリ気を取り直して駅の階段の途中で調子にのっていた。

少し「結城ひろしを囲む40年代の会」について述べておこう。

禿晴は歌を嗜んでいるが、その時は結城ひろしという名前で調子にのっている。
そのファンクラブが「結城ひろしを囲む40年代の会」である。

この「40年代」と言うのは、1940年代生まれの女性ばかりで立ち上がったファンクラブだ。

禿晴は1940年代の女性には何故か人気があるのだ。

そんな事はどうでもいい!

禿晴が美川駅の階段の途中で調子にのっていた時だった。

駅の外のロータリーからよく通る大きな声が聞こえて来た!

どこかで聞いた声だった。

その声は、

「明智光秀の謀反が延期だよー!多分!号外号外!」
その声は続く!

「信長の嫁さんになる濃姫が変なクスリを服んで隔離されたよー!マジで!号外号外!」

その通る声はまだ続く!

「来年の終わりに予定されていた明智光秀の謀反は延期だよー!多分!号外号外!」

寒雲太夫はその声を聞いて、
「あっ!薄毛さん!」
と言って駅から飛び出した!

そうだった!
駅のロータリーでは鶴見美川守薄毛が副業の瓦版屋になって号外を配っていた。

禿晴は40年代のファンにチヤホヤされて、薄毛に自分のカツラを試す事もスッカリ忘れて寒雲太夫の後を追ってロータリーに飛び出した!

すると薄毛、二人を見て、

「寒雲太夫殿と禿晴殿!こんなところで何をなさっておる?」

と!

そして薄毛は、

「禿晴殿!なんじゃそのカツラは!」

と!

禿晴は薄毛にそう言われて思い出した。

そうじゃった!ワシは薄毛にこのカツラを試す為に美川に来たのじゃ!
忘れておった。
しかしなんたることじゃ!
薄毛は簡単に見破りおった!
これはダメじゃのお。

禿晴は声を出さずにツイートしていた。

しかし話題は明智光秀の謀反の延期だった。
美川駅のロータリーに大勢の人集りが出来ていた。

その頃、加賀百万石金沢の小立野の茶々もこの話題に驚いていた。

茶々は母、お市が兄の信長に姉川の戦いと小谷城の戦いで酷い目にあわされたことがまだ頭から離れずに居た。
その戦いで父の浅井長政を失ったからだ。

茶々にとっては叔父にあたる信長が来年末に明智光秀の謀反にあう事を楽しみにしていたのだ。

茶々はLINEで繋がっている、明智光秀の三女の細川ガラシャにメッセージを送った。

実は細川ガラシャは加賀百万石の金沢の南の山手、サウスクボカイナの教会でひっそり暮らしていたのだ。

そう、歌人の木村食之助の住むサウスクボカイナだ!

細川ガラシャは茶々からのLINEを喜び直ぐに返事を返した。

「そうねんて!濃姫がダラねんて!だから父も困っとるげんよ。」

細川ガラシャはスッカリ金沢弁に染まっていた。

茶々は、
「予定通りにやってもらわんとあかんわ!」
と大阪城にいた頃に身に付けた関西弁で尻をかいて返した。

その頃、明智光秀は美濃国の斎藤道三と出会っていた。

「濃姫のこと、なんとかして下さらんか!拙者とて、来年の謀反に備えて準備は万端だったのです。道三殿、お願いでござる!」

と頼み込んでいた。

すると道三は、
「まあ、そう言われてものお。」
と頭を抱えて尻をかいていた。

さて、この話は今川義元もガッカリして尻をかいていた。

桶狭間の戦いで信長に討たれた今川義元も来年末の明智光秀の謀反を誰よりも楽しみにしていたのである。

今川義元は濃姫を腹立たしく思ったのだが、その矛先は禿晴に向いた!

「なんたることじゃ!禿晴じゃ!禿晴じゃ!禿晴を討つ!タレかある!」

加賀百万石金沢の小立野の空にその声は響き渡った!

つづく

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